腰からお尻の痛みとは?
腰痛の時、お尻も痛くなる場合があります。
ぎっくり腰を経験された方の中にもお尻が痛い、ぎっくりお尻っていう方も。
腰の骨格、筋肉ってどうなってるの?
まず、腰の骨について説明します。
腰の骨は5つで成り立っていて、一個一個の骨の間に椎間板と言われるクッションがあります。
そしてその周りにはたくさんの筋肉がくっついており、なんと体重の7.14倍を支えることが出来る、大変頑丈な造りになっております。
下図は腰の筋肉の一部です。
お尻の筋肉、骨格はどうなっているの?
お尻の筋肉は下記のように表面で触れる大殿筋の下に中殿筋、その下に右の図のような深層筋(深層外旋六筋)から成り立っております。
これらの構造から腰、お尻の骨や筋肉が強力に作られていることがわかると思います。
腰が「月」に「要」と書かれる所以でもあります。
特に腰の筋肉は交通事故や大きな衝撃が加わらない限り、炎症が起きたり、断裂が起きにくいところでもあります。
腰、お尻の痛みの原因
では、そんなに強力な部分がなぜ痛くなるのでしょうか?
上図のようなところに痛みやしびれが出た場合、これまでは「腰の神経が椎間板ヘルニアによって圧迫されて、お尻や太ももが痛くなったりしびれる」といわれておりました。
当院にいらっしゃる方の多くが病院で
- 異常なし
- 少し腰の骨と骨の間が狭くなっている。
- 椎間板ヘルニアだから。
と言われております。
しかしこのような痛みやしびれの原因は椎間板ヘルニアよるものではないことがわかってきました。
ではなぜ痛みやしびれを感じるのでしょうか?
- 骨盤がゆがんでいるから
- 股関節に異常があるから
とも言われたり、産後の女性は骨盤が開いたから。などいわれますが、骨盤そのものは動かないので「骨盤が開いたから」とは考えられません。
ただし、坐骨神経痛の中には緊急を要する重篤なものもあります。
危険な腰痛に該当する場合は直ちに整形外科を受信して下さい。
危険な坐骨神経痛以外の腰からお尻の痛み、しびれの殆どは筋肉の硬直によるものです。
丈夫にできておりますが、筋肉は性質上、固くなったら老廃物がたまり、痛くなるようにできているのです。
事実、病院で椎間板ヘルニア、脊柱菅狭窄症と言われたけれども、危険な腰痛に該当していない方々は腰からお尻、太ももなどの筋肉が固まっており、少し押しただけでも痛む方もいらっしゃいます。
しかしそんな固くなった筋肉を無理のない範囲で少しずつ柔らかくすると、不思議なくらい痛みがなくなります。
中には脊柱管狭窄症の手術を勧められたけれども、施術を受けて富士山に登ってこられた70代の男性もいらっしゃいます。
腰からお尻が痛い場合の対処法
やっていいこと、悪いことを含めて説明いたします。
痛くても少しずつ動かす。
できるだけお尻を動かす運動をする。
歩くこと、自転車に乗ることを進んでおこなう。
階段の上り下りがおすすめ。
痛いから動かさない。
同じ姿勢で動かない。
痛いから寝たきりになる。
自宅でできるストレッチ
ここでは簡単に自宅でできるストレッチの数例をご紹介します。
ポイントは腰の筋肉、関節、お尻の筋肉を動かすことです。
気持ちいい程度でやってみて下さい。
痛いのに呼吸を止めて我慢しながら行うのは逆効果ですので、しっかり呼吸、特に伸ばす時は息を吐きながら行って下さい。
腰のストレッチ
腰のストレッチです。
お尻に手を当てて、あごを引いて3秒!
たったこれだけです!簡単でしょ?
是非毎日やってみてください。
お尻のストレッチ1
お尻のストレッチの一例です。
お尻が伸びていることを感じながらやってみて下さい。
お尻のストレッチ2
お尻の横から中を伸ばすストレッチです。
足に添えている手をしっかりと引いて、お尻を伸ばすのがポイントです。
つなしま整体院では
とは言うものの腰、お尻が痛くて歩くのも嫌なあなた。
なかなか楽にならなくて毎日憂鬱なあなた。
我慢すればするほど痛みは上がります。我慢せずに当院へお越し下さい。必ず楽になりますよ。
「筋肉・関節・生活習慣への3点アプローチ」で
- 筋肉を柔らかく
当院ではまず、あなたの体の状態をしっかりとチェックし、まずは筋肉を柔らかく、動かしやすくします。
先述の通り、病的なこと以外は腰からお尻の筋肉が固くなり、痛みを感じております。 それらの筋肉のみならず、上半身を含め、全身を動かしやすくします。 それだけでもかなり痛みが楽になります。 - 関節を動かしやすく
筋肉の下には関節があります。
痛みで動かしにくくなっていた関節は固くなったり、またもともと関節の可動域や動きが悪かったため筋肉が固くなっている場合もあります。
それら関節をしっかりと動かしやすくします。 - 生活習慣の改善、セルフメンテナンス
痛みが取れても同じような生活習慣を送っていれば、また同じような痛みも出てきます。
予防のためには動かすことが一番! 虫歯の予防は歯磨き、 痛みの予防はエクササイズです。
前述のエクササイズはごく一例です。
あなたの状態に合ったエクササイズや場合によっては姿勢の改善、歩き方の改善もいたします。
どうぞ、ご自分の体の変化を楽しみながらやってみて下さい。