健康について

痛みを脳で克服!

今日の一言

これからはいかな難し病でも
心次第で治らんでなし

中山みき

今日の健康情報

原因は脳にあった!長引く痛みの最新報告

痛みを感じる時、脳の扁桃体が活発に働いています。
扁桃体は痛みが長く続くと活発になったままになってしまいます。
それを鎮めるのが側坐核です。

痛みの種類

1、原因がある痛み
2、原因を直しても残る痛み
3、原因が分からない痛みの3つ

慢性痛患者は原因を求めて病院を回る傾向にあるといいます。
当院にいらっしゃる方の中にも「病院に行ってもダメ、どの整骨院、整体院に行ってもダメ、だからここに来たの。」と言われる方は本当に多いです。
痛みとは本来動物に備わった危険を回避するための信号で、痛みは正確に働かないことがあります。
痛みを報知機に例えると、報知器の役割はよく出来ていないことが最近の脳研究で分かりました。

側坐核をアップさせる、重要ポイント

痛みを鎮める側坐核の喜ばせ方は「趣味と目標」
得意なことや好きなことは痛みがあっても取り組みやすいためです。
「出来たぞ!」という達成感があると側坐核が活性化しやすいようです。

その中でも側坐核を元気にするには運動がおすすめです。

ポイントは自分が好きなことで、小さくてもいいので目標を定めることです。
成功体験を重ねるうちに側坐核が少しずつ元気になりますよ。

三味線で元気に!

当院にいらっしゃる方の一例です。

60代後半 女性Aさん
腰痛左脚とお尻に痛みがあり、立ったまま足を上げるとお尻の痛みが増し、毎日この痛みが増したら、二度と歩けなくなるのでは?と不安感に押しつぶされそうな毎日を過ごしていました。
しかし趣味の三味線を弾く時だけは痛みが全く出なかったとのことですが、痛みで三味線が弾けなくなるのでは?と思い始めたら、三味線も弾けなくなりました。

病院でも動かないように言われ、失意のどん底で、藁をもつかむ思いでいらっしゃいました。

当院では下半身の緊張している筋肉を柔らかくしながら、股関節、ひざ、足首をはじめとする全身の関節を少しずつ少しずつ動かし、日常生活では出来る範囲でいいので、少しずつでも歩くこと、そして当院で教えた体操を少しずつ毎日やってもらいました。

施術を3,4回受けて頂く中、痛みはかなり和らいだものの完全には取れないので、また落ち込みそうになるところを

「Aさん、絶対大丈夫です!必ず元気に歩くどころか小走りできるようになりますから、諦めないで下さい。楽しく三味線弾きましょうよ!」

といらっしゃる度に「大丈夫!」を連呼し、励まし続けました。

そんな調子で週に1回、ご来院頂き2ヵ月目くらいの事、痛いながらも再開した三味線の地方での発表会が急遽決まりました。

何と本番まで残すところ3ヵ月!

三味線

そこからが私も本人も驚くほどの回復ぶり。

痛みは消え、今まで動かせなかった股関節が動き、脚が上がるようになり、数十年組めなかった足が組めるようになり、小走りどころか長時間歩く、長時間自転車に乗る事も苦が無くなり、今では「怖い」気持ちも全くなくなり、楽しく三味線の演奏を続けていらっしゃいます。

最近はたまにメンテナンスに来られますが、「今が一番楽しいの(^ ^)」と言われ、今では私が元気を頂いています。

患者さんの中でも「今の痛みを治して欲しい」「あなたが私を治して欲しい!」と痛みがなくなる事だけを目的にする方や、我々に100%依存する方は痛みが取れにくく、痛みが取れたその先に「本当にやりたいことがある」方は驚くほど楽になります。

痛みがあっても生きている、
痛みがあってもご飯が美味しい、
痛みがあっても今日は少し歩けた、と今の自分、今の状態に感謝出来る方、

痛みがあったからこそ、自分を見つめなおし、
新たなこと、新たな知識を得られたと
前向きに考える方も驚くほど楽になります。

でも痛いときは痛い、しんどいときはしんどいって素直に口に出すことも大切です。

我慢せずにご相談下さい!(^^)!

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