健康について

自然の中で週に数時間過ごすと健康に有益

今週の一言

人は、不幸のときは一を十にも思い、幸福のときは当たり前のようにそれに慣れて、十を一のように思います。

瀬戸内寂聴

今週の健康情報

週に数時間ほど自然の中で過ごすだけで、心も身体も健康になる可能性があることが、英エクセター大学のMathew White氏らによる研究で明らかになりました。

その結果、自然の中で週に2〜3時間過ごしていた人は、
82%が「健康状態が良好」
65%が「精神的な幸福度が高い」

と答えていたのに対し、全く自然に触れていなかった人では、
それぞれの割合は68%、56%と低かった。

必ずしも山歩きをしたり遠出をしたりする必要はないようで、調査対象の方々の多くは、自宅から約3km以内にある公園や緑地などで自然を楽しんでいたとのことです。

 またこの研究は、単に「屋外で過ごそう」というだけではなく、具体的に過ごすべき時間を明らかにしている点が興味深いことです。

この他に、2018年には140件の研究をレビューした論文で、日常的に屋外で過ごしたり、自宅周辺に緑地が多かったりする人では、血圧や心拍数、「ストレスホルモン」であるコルチゾールの血中濃度が低いことに加えて、睡眠時間が長く、2型糖尿病や心疾患になりにくいことが示されています。

 自然と触れ合うことが健康に有益であることのメカニズムは明らかになっていませんが、「このエビデンスには説得力があり、地域の住環境を整備する際には、緑地化を進めるべきだ」と研究者は主張しております。
また「地域住民の誰もが公園や緑地を利用できるように配慮することも大切だ」と付け加えています。


この一番上にある写真は私の故郷の駅から見た風景です。
鬼瀬駅駅はこんな感じの無人駅で、昨年帰郷して1時間半ほど一人で村の周りをぶらぶら歩きましたが、誰にも会いませんでした。
会えなかったといった方が正確なのでしょう。
私が現在住んでいる川崎市、勤務している横浜市は故郷と比べると大都会。

でもそんな都会でも木が沢山ある小さな公園や川のほとりに行くとほっと安心できるのは、幼いころトンボやカエルを追いかけ、ワラビ、ぜんまいをお使いのように山に取りに行き、蜂に追いかけられた幼少期があったからこそかなって思います。

この間帰ったらヤモリ君も元気そうにいました。

ヤモリ
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